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Vol.38
2011年6月19日号
Theme:お伽の国に迷い込んで
Vol.39
2011年6月26日号
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2011年6月12日号
大モスク前で開かれる月曜市
ユーモラスな泥の町
日干しレンガの建築物としては世界最大規模という、高さ20mの大モスクを一目見たいとこの地を訪れた。聳え立つ外観は確かに壮大だが、どこか温かみがあるというか、ユーモラスに感じる。たとえばモスクをバックに操り人形が踊り出しそうな…。そんなフィクションの世界を想像させるのだ。丸みを帯びた泥の質感と、泥壁から突き出た骨組みのヤシ材がアクセントになっているためだろうか。ちなみにこの無数の突起は、住民の手で毎年行われる壁の塗り替えの際、作業の足場となるのだそうだ。いわば足場付き建築物である。それも何だか面白い。
ここは西アフリカで最も古い町の1つ、ジェンネ。ニジェール川と支流にはさまれた氾濫原に浮かぶ町で、北からは砂漠で採れた塩が、南からは大量の農作物が運ばれ、サハラ交易の中継地として繁栄した。黄金期の16世紀にはすべてが泥でできた町に1万人以上もの人々が暮らしていた。
広場では毎月曜日に市が立ち、色とりどりの民族衣装を着た人々でごった返す。かつての賑わいを彷彿させる光景である。



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マリ共和国
文化遺産/ジェンネ旧市街

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