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Vol.13
2010年12月26日号
Theme:悠久の時を見つめて
Vol.14
2011年1月2日号
Vol.12
2010年12月19日号
セウェルス・フォルムのメデューサ
砂の下、千年の眠りから目覚めた都
リビアのレプティス・マグナはトリポリから車で約3時間、地中海沿岸に広がる北アフリカ最大のローマ遺跡である。この土地で生まれたローマ皇帝セプティミウス・セウェルスが2〜3世紀頃建設し、最盛期には10万人が住み、ローマをも凌ぐといわれる繁栄を見せた。しかし、帝国の衰退とともに滅び、その後放置されて砂に埋もれた。ところが、砂が奇跡を生む。見事な建造物や美しい彫刻をそのまま保存したのである、20世紀に発掘されるまでの1000年以上もの間!
私は2006年にビザが下りずに断念し、翌年再申請をしてやっと下り、2年越しの念願を果たして訪れることができた。凱旋門や円形劇場、市場跡も素晴らしいが、特に印象深いのはセウェルスのフォルム(公共広場)だ。幾つもの壁柱や回廊、アーチの間を巡っていると、不意に大きな石の塊につまずいた。見ると、メデューサの首がゴロリ。見た瞬間、私の胸はドキリ!見た者を石に変えてしまうという恐ろしい力…幸い石にされなかったが(笑)、転がった逆さの顔は凄みがあり、十分恐ろしかった。



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大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国
文化遺産/レプティス・マグナの古代遺跡

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