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Vol.06
2010年11月7日号
Theme:天空の祈り
Vol.07
2010年11月14日号
Vol.05
2010年10月31日号
黄金の祭壇/サン・フランシスコ教会・修道院
アンデス山脈に抱かれた黄金の教会
アンデス山脈に抱かれたエクアドルの首都キトは標高2850m、世界で2番目に高い首都である。旧市街の発祥は1000年前、インカ帝国時代にはクスコに次ぐ主要都市として栄えた。16世紀にスペインの植民地となるが、当時、黄金郷エルドラドを求めて東へ向かう人々の拠点として大いに繁栄した。通りにはそんなスペイン統治の面影を色濃く残すコロニアルな白壁が続き、気のいい親切な人々が印象的な街である。
サン・フランシスコ教会・修道院は1535年に建設され、南米で最も古い歴史をもつが、驚くのはそのまばゆい空間だ。祭壇を中心にすべてが黄金色に輝き、絢爛たる装飾が施されている。足を踏み入れた途端、圧倒されてしまう。それは神々しくもあるが、かつてのゴールドラッシュを連想するのもまた然り。金に熱狂した時代、人々は、空に近いこの街の教会で旅の安全を祈っただろう。あるいは祭壇を前に、金脈に導いてほしいと呟く人もあっただろうか。祈りというよりは見果てぬ夢を…。



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エクアドル共和国
文化遺産/キト市街

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