Vol.77
2012年3月18日号
Theme:サンティアゴの道:スペイン編
Vol.76
2012年3月11日号
神輿を担いで贖罪を…復活祭
ヨーロッパで大切な祭といえば、クリスマスが思い浮かぶ。しかし、少なくともスペインでは「セマーナ・サンタ(semana santa)」と呼ばれるイースター(復活祭)が一番重要だ。毎年3月下旬から4月下旬にかけ、キリストの受難を記憶に留め復活を祝う行事である。サンティアゴ・デ・コンポステーラでは、イースターのパレードに遭遇した。
初めての人にははおそらく異様に映るだろう。聖母マリアやキリストのほぼ等身大の像を立て、周囲に花やシュロの葉、金銀、ろうそくなどを飾りつけた幾つもの神輿が、目だけ開けた三角頭巾の担ぎ手たちによって運ばれて行く。群衆が両脇を固めるなか、華やかな御輿の一行は厳かに進む。その光景は、日本の神輿と似て非なるもの、独特の空気が流れる。頭巾やフードをかぶった者は懺悔をしながら歩き、過去1年の罪をあがなってゆくのだという。やがて、大聖堂のなかではミサが始まった。今夜、スペイン中の街で同じような伝統のお祭りが行われている。



スペイン
文化遺産/サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

Vol.76
2012年3月11日号