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Vol.04
2010年10月24日号
Theme:天空の祈り
Vol.05
2010年10月31日号
Vol.03
2010年10月17日号
祈りを捧げる人/聖救世主教会
800年前から変わらない信仰の姿
人々が祈りを捧げる宗教建築はさまざまあるが、エチオピア正教の聖地、ラリベラの岩窟教会群は建築方法において世界屈指といえるだろう。12〜13世紀にかけてこの地を治めたラリベラ王が「第2のエルサレムを築け」と命じて造らせた11の教会は、岩盤をくり抜いた建物なのである。人の手だけでよくぞ…と驚くばかりの技術、そして偲ばれる苦労。なかでも聖ギオルギス教会は、岩盤の地面を掘り下げて縦横高さが12mずつの正十字形になるよう残した外観が印象的だ。内部は4階建てで、もちろんすべて彫り貫いて造られた。私たちのもつ建築の概念から遠くかけ離れた不思議な存在感。異様な迫力を感じた。
しかしそんな印象と違って、訪れる信者たちは皆静かに祈りを捧げていく。差し込む光を浴びて。あるいは暗闇に明かりを灯して。その敬虔な姿はおそらく800年前から変わらない。
平均標高が2300mというエチオピア高原の北東部。いまもクリスマス祭には国内全域から6万人を超える巡礼者がこの地を目指すという。



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エチオピア連邦民主共和国
文化遺産/ラリベラの岩窟教会群

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