Vol.67
2012年1月8日号
Theme:サンティアゴの道:フランス編
Vol.68
2012年1月15日号
Vol.66
2012年1月1日号
フランス・ゴシックの傑作が立つ、リモージュの道
4つある巡礼路のひとつであるリモージュの道の途上、フランスのほぼ中央に位置するブールジュ。この町で圧倒的な存在感を放つのが、フランス・ゴシック建築の最高傑作のひとつに数えられるブールジュ大聖堂。12〜13世紀末にかけて建造され、そもそもの名をサン・テチエンヌ大聖堂という。正面に5つの入口が並び、奥行は約124m、幅約41mとフランスでも最大級の規模で、設計から彫刻、ステンドグラスなどを含め建築物全体が高く評価されている。面白いのは、一見アンバランスにも思える外観だ。実はゴシックだけでなく、ルネサンスなど多様な建築様式が混在しているのである。老朽や火災などの理由で修復が繰り返されるたびに、時代やさまざまな事情を反映した結果らしい。しかし、大聖堂のなかに入ると外観の印象とは違う、優しい空気が漂う。それはステンドグラスからあふれるやわらかな光のせいだろう。12〜17世紀にかけ、各時代の技法を凝らして製作された多彩なステンドグラスは、私たちを神聖なひとときへと導く繊細な光の芸術である。



フランス共和国
文化遺産/サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

Vol.68
2012年1月15日号
Vol.66
2012年1月1日号