Vol.71
2012年2月5日号
Theme:黒い肌の聖人〜エチオピア
Vol.72
2012年2月12日号
Vol.70
2012年1月29日号
岩の教会で祈る人々
エチオピア高原の北東部、標高2,600メートルに位置するラリベラは、エチオピア最大の聖地である。11の教会が現存し、エチオピア正教といわれる古い形のキリスト教を守り続けている。どの教会にも近隣の信者や、遠くから訪れた巡礼者の祈りを捧げる姿が絶えない。
聖救世主教会はラリベラで最も大きい。ひんやりと暗い厳粛な雰囲気の中で、手にした小さな灯りが聖書を照らし、炎が揺らめく。カメラを手に自然と敬虔な気持ちになる。
全国から集まる多くの修道士は、ほとんどが長旅を歩いて来るという。そして岩穴で寝起きをし、祈りの日々を過ごすのだ。
聖ゴルゴダ・ミカエル教会の入り口のそばには、磨かれたようにツルツルになった部分がある。それは祈りを捧げる巡礼者がみな壁にさわりキスをするため。長い歳月の摩擦の結果である。教会の外でも、聖書を手に祈りを捧げる人をよく見かけた。ミサは、朝5時前の暗いうちからあり、一日に5回ミサを行う教会もあるという。そしてなお、時間を惜しむように聖書を開く。篤い信仰心が伝わってくる。



エチオピア連邦民主共和国
文化遺産/ラリベラの岩窟教会群

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