ベルギーの首都ブリュッセルの中心部にある広場、グラン-プラス。ゴシック様式の傑作と讃えられる市庁舎をはじめ、現在は市立博物館である王の家、バロック様式のギルドハウス群が周囲をとり囲み、ジャン・コクトーは「絢爛たる劇場」と称した。その美しさは、待降節(アドヴェント・シーズン)を迎えてより輝きを増す。巨大なツリーと歴史的な建物が目も眩むようなイルミネーションをまとうのである。クリスマス一色となる街。ゴディバ、ノイハウス、コルネなど有名なチョコレートショップはもちろん、ブラッセルの小便小僧もサンタの服を着てスペシャルな季節を盛り上げる!200を超える屋台が立つクリスマス・マーケットでは、ワッフルやスープなどの食べ物からクリスマスグッズ、ベルギーレースの店も。私はいつものように、冷えた体をホットワインで温めた。甘党には、ショコラショーというホットチョコレートも人気だ。ちなみにグラン-プラスのすぐ裏にあるブーシェ通りはシーフードレストランがひしめく。ここで食べる生牡蠣は最高!