Vol.75
2012年3月4日号
Theme:サンティアゴの道:スペイン編
Vol.76
2012年3月11日号
Vol.74
2012年2月26日号
テンプル騎士団の遺産
サンティアゴまで残り214km、その道中にある最大都市ポンフェラーダ。名の由来は11世紀にさかのぼる。司教オスムンドが、シル川が深くて渡れずに遠回りしていた巡礼者のため、橋を架けるよう命じた。そこで、近くで採れる鉄を使ってシル川に橋がかけられ、ラテン語のpons(橋)とferrata(鉄で支えられた)を合成したポンフェラーダという名が生まれたのだ。
12世紀になると、巡礼の保護などに活躍したテンプル騎士団が城を作り活動の拠点とした。堂々たる見張り塔や城砦は、当時のままほとんど保存されている。16世紀に建造されたエンシーナ聖堂は、この一帯ビエルソ地方の守護聖人エンシーナの聖母を祭る教区教会。エンシーナとは西洋ヒイラギガシのことで、不思議な言い伝えがある。それによると、ポンフェラーダ城を建設中に、テンプル騎士団がカシの木の窪みの中に聖母像を発見した。その聖母像は数世紀も昔にイスラム教徒による侵略を恐れたキリスト教徒が隠していたものだったという。神秘的なエピソードだ。



スペイン
文化遺産/サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

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