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Theme:天空の祈り
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霧に包まれる峨眉山
標高3000mを超える聖地「峨眉山」
世界遺産に登録されている信仰の聖地は少なくない。それらを巡って思うのは、人が、祈りの場所を天に近いところに求めようとすることだ。その願いは人種・民族を超えるようである。
たとえば、中国の4大仏教聖地の1つに数えられる「峨眉山」。四川盆地の西南に連なる名峰は、最も高い万仏頂が標高3099m、続く金頂は3077m。3世紀頃から仏教僧の修行場として寺社が建てられるようになり、最盛期にはその数150を超えたという。現在も、報国寺や万年時、華厳寺などの名刹が深い森の奥や山頂に立つ。眼下に広がる雲海。空を赤く染める朝と夕の太陽。下界とは違う神秘的な自然の営み。さらにここでは、古くは仏様の出現と考えられたブロッケン現象が見られるという。それもまた高山を聖地として崇める大きな要因であったといえるかもしれない。寺のあたりでは澄んだ空気に線香の香りが漂い、鐘の音が響き渡る。この山のもつ神聖な気配は深まって、身の引き締まる思いがする。
世界遺産に合わせて登録されている「楽山大仏」は「峨眉山」から20km程下った岷江のほとりにある世界最大の石仏である。高さは71m、顔は畳100畳分、足の甲には100人が乗れるというからその大きさは容易に想像できるだろう。



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中華人民共和国
複合遺産/峨眉山と楽山大仏

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