Vol.48
2011年8月28日号
Theme:広場は歴史の舞台
Vol.49
2011年9月4日号
Vol.47
2011年8月21日号
ユニークな建物とシリアスな歴史
起源は15世紀といわれる「赤の広場」。ロシア革命によってロシア帝国が崩壊し、ソビエト連邦が成立すると、首都もそれまでのサンクトペテルブルクからモスクワへと移った。時の最高指導者の居住もクレムリンの中に構えられ、赤の広場は重要な場所となった。ここで盛大に行われた軍事パレードの報道を記憶している人も多いだろう。現代のロシアにおいては、さらに観光地の役割が加わった。なにしろ個性的な建物が勢揃いである。
代表格は、タマネギ型のドームがカラフルな聖ワシーリー大聖堂。絵本のなかからそのまま飛び出したようなデザインに目を奪われる。ロシア語で城塞を意味するクレムリンは20の城門と大小の塔を持つ赤い城壁に囲まれ、大統領官邸、金箔を貼ったドームを持つウスベンスキー大聖堂、レーニンの遺体が保存展示されているレーニン廟など、帝政時代の宮殿や聖堂などの建物が並ぶ。
いま、世界中から訪れたツアー客が「赤の広場」を自由に闊歩する。それは、ひと昔前までは考えられない光景だった。この時代を生きる者として感慨深い。



ロシア連邦
文化遺産/モスクワのクレムリンと赤の広場

Vol.49
2011年9月4日号
Vol.47
2011年8月21日号