Vol.46
2011年8月14日号
Theme:広場は歴史の舞台
Vol.47
2011年8月21日号
Vol.45
2011年8月7日号
奇遇な再会を果たした宮廷の広場
古代よりネワール族が暮らしたカトマンズ盆地。15世紀には、マッラ王朝の3つの王国であるカトマンズ、パタン、バクタプルがこの地を治めた。そのため 「ダルバール(宮廷)」の名が付いた広場はそれぞれの古都にいまも残る。
カトマンズのダルバール広場には、各時代の王が競い合い建立した20数棟もの美しい寺院があり、現在も王族の戴冠式や即位式が行われている。そもそも旧王宮・寺院を中心にネワール建築の素晴らしさは定評があり、パタンのダルバール広場では、17~18世紀に華開いたネワール美術を見ることができる。バクタプルのダルバール広場は芸術的な寺院に囲まれて広々とし、独特の雰囲気がある。バクタプルの広場が一番美しいと言う人も多い。
私にとって最も印象深いのは、カトマンズの広場である。サドゥという修行僧の姿で観光客と記念撮影し小遣い稼ぎをしている老人をファインダーに見たとき、遠い記憶が甦った。私は15年前にもここで彼を撮影していた。なんて奇遇な再会!愛嬌のある笑顔に、不思議な懐かしさがこみあげたのである。



ネパール
文化遺産/カトマンズの谷

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