Vol.44
2011年7月31日号
Theme:広場は歴史の舞台
Vol.45
2011年8月7日号
Vol.43
2011年7月24日号
カンポ・デイ・ミラーコリ(奇跡の広場)
予想以上に大きく、予想以上に傾むいていたピサの斜塔。初めてその前に立ったとき、いまにも倒れそうに思えた。現在の斜度は5度。塔の高さは55m。当初100m以上の鐘楼を予定していたが、建設中から傾き始めたので断念したらしい。300段近い回り階段で上まで登れるが、人数制限など規制がある。
ここは、イタリアのフィレンツェから西へ90kmに位置する街、ピサ。かつて強力な海軍を持ち地中海に君臨した海洋都市である。
斜塔の隣には威風堂々としたドゥオモ(大聖堂)がある。1063年、パレルモ沖でサラセン艦隊に勝利した記念として莫大な富を注ぎ込み建てられた。ピサの繁栄の象徴だ。地中海沿岸の多彩な文化が集約された独特の建築様式で、上から眺めるとラテン十字の形をしている。この白亜のドゥオモや斜塔が並ぶ広場は、カンポ・デイ・ミラーコリ (Campo dei Miracoli) 、「奇跡の広場」と呼ばれる。それは斜塔を含め、この広場の建築物すべてが奇跡のように素晴らしいという意味なのである。



イタリア共和国
文化遺産/ピサのドゥオモ広場

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