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Vol.42
2011年7月17日号
Theme:悲しみの遺産
Vol.43
2011年7月24日号
Vol.41
2011年7月10日号
空から見るロベン島
肌の色が違うだけで
南アフリカ・ケープタウンの沖合約9kmに浮かぶロベン島は、別名を監獄島という。周囲は海流が荒く脱出が困難であるという理由から、17世紀末に流刑地として使われ始めた。その後、1836年から100年程はハンセン病患者の隔離場、1959年以降は主にアパルトヘイト廃絶活動家を中心とした政治犯の強制収容所となった。反アパルトヘイトの闘士、ネルソン・マンデラが国家反逆罪終身刑で約18年間収監されたことはよく知られている。
1996年、長きにわたるその闇の歴史に幕が降ろされ、翌年から政府の管理のもとで博物館として整備、一般公開された。収容所の厳しい環境や過酷な強制労働の様子を知ることができ、ネルソン・マンデラの独房も見ることができる。そこは2畳くらいのスペースに毛布1枚とトイレ用のバケツがあるだけだ。
抑圧された人々が不屈の精神で苦難を乗り越え、自由を勝ち取ったことの象徴、人種隔離政策の記憶を伝える負の世界遺産である。



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南アフリカ共和国
文化遺産/ロベン島

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