aa
Vol.28
2011年4月10日号
Theme:自然の美術館
Vol.29
2011年4月17日号
Vol.27
2011年4月3日号
ウルギュップ近郊の奇岩
妖精の煙突は奇抜な岩
トルコのアナトリア高原中央部、標高1,000mの台地に続く奇怪な風景。白い体に黒い帽子をのせ、まるでキノコを思わせる岩がニョキニョキと林立するカッパドキア。現地では妖精の住まいだったという伝説から "妖精の煙突" と呼ばれる奇岩群は、火山活動で形成された柔らかい凝灰岩の上に硬い地層が重なり、何万年もの間侵食を繰り返して形づくられた。それにしても、条件が重なった偶然の産物とは信じ難いほど、ユニークというか、ユーモラスというか、世界でも群を抜く奇抜な自然の彫刻といえよう。
この驚異の風景のなかにあるギョレメ村の屋外博物館は、壁面のあちこちに穴があいている。もともとキリスト教徒が異教徒たちにその存在を隠すため岩をくり抜いてつくったキリセと呼ばれる岩窟教会である。キリセの内部では美しいフレスコ画が見られる。また、追っ手を逃れて数多くの地下都市もつくられ、カイマクルとデリンクユは有名。中は蟻の巣のようで、住居をはじめ修道院、教会、ワインセラーなどから墓地まで用意されている。



MAP
トルコ共和国
複合遺産/ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群

Vol.29
2011年4月17日号
Vol.27
2011年4月3日号