Vol.66
2012年1月1日号
Theme:サンティアゴの道:フランス編
Vol.67
2012年1月8日号
Vol.65
2011年12月25日号
独創的な信仰の産物にふれる、ル・ピュイの道
断崖絶壁の岩山に建てられたその礼拝堂をひと目見たくてこの地を訪れた。フランスのオーヴェルニュ地方、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路/ル・ピュイの道の起点であるル・ピュイ・アン・ヴレイ。見たい!と思う一瞬に心は少年に還る。そして、居ても立ってもいられず、旅の支度を始めるのだ。訪れてみると、やはり目を奪われたサン・ミッシェル・デギレ礼拝堂。火山性の岩山は82mの高さだという。特異な景色に建設の労がしのばれ、不可能を可能にする人間の力といったらいいだろうか、強烈な信仰心に胸が震えた。12世紀に建てられた大聖堂や内庭回廊が印象的なノートルダム・デュ・ピュイ大聖堂では、祀られている「黒い聖母子像」がとても風変わりだった。この地方の溶岩で作られ、身にまとったマントのような衣装から顔を出しているのは上がマリア、下がキリストだろう。世界でも非常に珍しい聖母子像といえる。この小さな町から始まる巡礼路は、ピレネー山脈を越えてスペインの聖地へと続いていく。



フランス共和国
文化遺産/サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路

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