週刊 世界遺産×地球への讃歌 - 恐竜たちが眠る バッドランド[カナダ]

vol.2
2013年5月12日

恐竜たちが眠る バッドランド

[カナダ]

vol.3
2013年5月19日
vol.1
2013年5月1日

驚異的な生命力を宿していた
恐竜たちの聖地

■世界遺産登録名/恐竜州立自然公園
 巨大で魅力的な姿形。とにかく格好いいのだ。恐竜がもし今も生き長らえていたなら、ゾウもパンダも凌ぐスーパースターになっていたのは間違いない。
 そんな恐竜たちが眠っているのがバッドランドと呼ばれる荒涼とした大地。かつては緑に覆われていた土地で、恐竜州立自然公園もバッドランドに位置している。剥き出しになった7500万年前の白亜紀の地層から発見された恐竜の化石は39種にのぼる。500以上の標本がここから世界中の博物館に移送され、展示されているという、まさに世界中の恐竜ファンの聖地だ。
 夕陽に染まったバッドランドを見渡してみる。奇岩が延々と連なる大地に、人類の歴史をはるかに凌駕する、長い恐竜たちの時代があったのかと思うと感無量の思いがする。
 恐竜たちが地上を我がもの顔で闊歩していた時代は1億6000万年にもおよぶといわれる。彼らの驚異的な生命力に感服すると同時に、恐竜の絶滅後、哺乳類からホモサピエンスの登場に至るまで、地球という惑星の上で繰り広げられてきた生物の進化の不思議さに改めて驚嘆させられる。バッドランドはそんな場所である。
富井義夫



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