週刊 世界遺産×地球への讃歌 - 世界最高峰の山々 サガルマータ[ネパール]

vol.27
2013年11月3日

世界最高峰の山々 サガルマータ

[ネパール]

vol.28
2013年11月10日
vol.26
2013年10月27日

名だたる名峰が織り成す
雄壮なヒマラヤの山岳風景

■世界遺産登録名/サガルマータ国立公園
 エベレストとはイギリス人がつけた名前。チベットではチョモランマ、そしてネパールではサガルマータが正式名称だ。
 入園許可証を購入して、世界の名峰がひしめくサガルマータ国立公園へ入る。ここには山頂を目指す登山家だけでなく、地元民の生活道でもある通称「エベレスト街道」を歩きながら名峰の大展望を楽しもうというトレッカーが世界中から集まってくる。
 ヒマラヤ登山で有名なシェルパのことをガイドやポーターの総称と誤解している人も多いが、シェルパは民族名だ。シェルパ族の故郷といわれるのが、エベレスト街道のトレッキング拠点として賑わうナムチェバザールの町。澄み切った空に映えるチョルテン(仏塔)は、シェルパ族の人びとの信仰の証しである。
 この町で純白に輝くタムセルクの雪峰を仰ぎ見ることができた。規則的な間隔をもった雪の襞(ひだ)のことをヒマラヤ襞と呼ぶが、タムセルクは美しいヒマラヤ襞をまとう名峰で、トレッカーのあいだでも憧れの山のひとつ。その神々しい山容を間近に見上げてしまうと、陶酔感に包まれて夢見心地の気分になる。多くの人びとが恍惚の表情を浮かべて雪峰に魅入っていた。
富井義夫



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