週刊 世界遺産×地球への讃歌 - ニューカレドニア[フランス領ニューカレドニア]

vol.43
2014年2月23日

ニューカレドニア

[フランス領ニューカレドニア]

vol.44
2014年3月2日
vol.42
2014年2月16日

海の底に息づいている
もうひとつの地球の絶景

■世界遺産登録名/ニューカレドニアのラグーン:リーフの多様性とその生態系
 日本から直行便でおよそ8時間半。空の旅の向こうに広がっているのは、青く澄み渡った海とホワイトサンドの砂浜だ。そんな島々の海岸線に沿って、外洋の荒波から陸を守るように、長いバリアリーフが連なっている。絶滅危惧種のジュゴンが悠々と泳ぎ、ザトウクジラやウミガメが繁殖に現れるニューカレドニアのリーフは、南太平洋のサンクチュアリだ。
 ラグーンは、サンゴ礁で囲まれた海の湖のようなもの。その海中では、はるか昔に化石となった古いサンゴ礁から今も成長しているサンゴ礁まで、あらゆる時代のサンゴが積み重なっている。貴重な海の資料館として、その存在価値は高い。
 ニューカレドニア本島の北東にポアンディミエという町がある。ここの海は、帯状のリーフが二重に取り巻く珍しいダブルバリアリーフで有名だ。赤や黄色の植物のように見える柔らかいサンゴ(ソフトコーラル)が海中を鮮やかに彩り、魚たちが泳ぎ回る。そんな海に潜ると、地球にはこんなにも美しい景観が隠されていたのか、という新鮮な驚きに囚われるだろう。シュノーケリングでかまわない。海中に息づく地球の絶景をぜひ自分の目で確かめてほしい。
富井義夫



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