週刊 世界遺産×地球への讃歌 - カナディアン・ロッキー山脈[カナダ]

vol.7
2013年6月16日

カナディアン・ロッキー山脈

[カナダ]

vol.8
2013年6月23日
vol.6
2013年6月9日

すべての感覚を包み込む
ロッキー山脈の偉大な懐

■世界遺産登録名/カナディアン・ロッキー山脈自然公園群
 ロッキー山脈は北米大陸を東西にわける巨大な分水嶺。3000m級の山岳が、4500kmにわたって連なっている。世界遺産に登録されているのは、そのうちのカナダ領内にある複数の自然公園。ロッキーの懐の大自然に惹かれて人びとが集い、山麓の町は観光地化も進んだが、それでもその広大さゆえに迫力満点の雄大な自然が残されている。
 厳寒の冬が終わると野山にはタンポポが咲き乱れる。ロッキーの谷間を流れる美しい川にマスを追って釣り糸を垂れるのは、釣り人には至高の夢かもしれない。夏の澄んだ空気のもとでサイクリングロードを駆け抜けたり、縦横に張り巡らされたトレイルをのんびり散策したりと、思い思いのやり方で大自然の懐に入ってゆく。それがカナディアン・ロッキーの楽しみ方だ。
 バンフ国立公園もそんな自然公園のひとつ。氷河が織り成す雄大な自然を背景に、氷河湖が独特の深い青みをたたえた幻想的な色彩を放っている。
 湖畔を離れてトレイルの奥へと歩を進めると、歓声が遠ざかり、迫りくるロッキーの山並みにすべての感覚が包み込まれていった。
富井義夫



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