No.45 グラーツの歴史地区とエッゲンベルク城〔オーストリア〕|週刊 世界遺産×富井義夫 - 最新ヨーロッパの人気世界遺産めぐり

No.45
2015年2月22日

〔オーストリア〕

グラーツの歴史地区とエッゲンベルク城

City of Graz - Historic Centre

 グラーツは人口26万人。ウィーンに次ぐオーストリア第2の都市である。ハプスブルク家の都として栄えた旧市街には、ゴシック、ルネサンス、バロック、歴史主義から現代建築に至るまで、さまざまなスタイルの建物が調和のとれた状態で共存している。
 歴史的建造物は市庁舎、大聖堂、霊廟、武器庫など。新しいところでは2003年に欧州文化首都に選ばれた記念に建てられたクンストハウスがある。ナマコのような不思議な景観の建物で、夜は深海魚のように光る。
 グラーツ市郊外に建つエッゲンベルク城も2010年、世界遺産に拡大登録された。4つの門は四季を、12の門は12カ月を、365個の窓で1年の日数を表している遊び心に溢れた建築物だ。17世紀の建立である。
富井義夫




【所在地】
オーストリア南部、シュタイアーマルク州の州都。ハプスブルク家の庇護の下、長い歴史を刻んできた町で、聖エギディウス大聖堂やイエズス会神学校、エッゲンベルク城などがある。

【アクセス】
ウィーン南駅からグラーツ中央駅まで特急列車で約2時間30分。