No.41 ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群〔イタリア〕|週刊 世界遺産×富井義夫 - 最新ヨーロッパの人気世界遺産めぐり

No.41
2015年1月25日

〔イタリア〕

ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群

Portovenere, Cinque Terre, and the Islands

 チンクエ・テッレとはイタリア語で「5つの村」という意味。イタリアでも指折りの美しさを誇る海岸線に、5つの小さな村が寄り添うように並んでいる。
 村々は11世紀に要塞都市として建設された。入り組んだ地形は外敵から身を守るには都合が良かったが、陸路が建設されず、千年もの間、隣村との行き来は船だけという陸の孤島だった。そのことが、逆に当時の町の面影を残すことに繋がっている。昔の習慣や伝統を受け継ぐ人々が暮らす素朴な土地柄でもある。
 急峻な山、青い海、カラフルな家、そして村人の素朴な心……。そのすべてが詰まっているのがチンクエ・テッレ。時間を惜しまずゆっくり滞在すれば、大都会とはひと味違う、イタリアの田舎町の魅力に出会えるはずだ。
富井義夫




【所在地】
イタリア北部、リグリア州スペツィア県に属す。

【アクセス】
ジェノヴァからラ・スペツィアへは列車で約1時間30分、そこからポルトヴェーネレへはバスで約30分。ジェノヴァからチンクエ・テッレの西端の村、モンテロッソ・アル・マーレへは列車で1時間20分〜2時間。そこから各村々を経てラ・スペツィアに至る。また、ラ・スペツィアからポルトヴェーネレおよびチンクエ・テッレの各村を巡る船の便がある。