No.48 サン・マリノの歴史地区とティターノ山〔サン・マリノ〕|週刊 世界遺産×富井義夫 - 最新ヨーロッパの人気世界遺産めぐり

No.48
2015年3月15日

〔サン・マリノ〕

サン・マリノの歴史地区とティターノ山

Historic Fortified City of Carcassonne

 サン・マリノ共和国の人口は約3万人、世界で5番目に小さな独立国家だ。建国は西暦301年。日本では卑弥呼の世が終わりを告げたころに当たる。そんな昔から1700年にわたってミニ国家が存続し続けてきたのは驚きだが、その理由は特異な地形にある。サン・マリノ共和国は標高739mのティタノ山の山頂にあるのだ。
 ティタノ山という天然の要害に守られ、サン・マリノは外敵の侵入を退けてきた。戦乱に遭わなかったいうことは、歴史的な建造物がそのまま残っているということ。中世ヨーロッパ時代の重厚な城砦は町の象徴だ。
 傾斜を利用して造られた旧市街は起伏に富んでいて飽きないし、高台にあるから静かで居心地もいい。天気が良ければアドリア海まで見渡せる風光明媚な土地だ。
富井義夫




【所在地】
イタリア半島北東部にあるミニ国家で、現存する最古の共和国である。首都サン・マリノはティタノ山(739m)の頂上にある。

【アクセス】
ミラノ中央駅からリミニ駅まで直通特急列車で約3時間40分。またはボローニャ中央駅からリミニ駅まで高速列車で約1時間。そこからサン・マリノまでバスで約1時間。