No.32 リガの歴史地区〔ラトビア〕|週刊 世界遺産×富井義夫 - 最新ヨーロッパの人気世界遺産めぐり

No.32
2014年11月23日

〔ラトビア〕

リガの歴史地区

Historic Centre of Riga

 リガはラトビアの首都だが、街並みの基礎を造ったのはドイツ人。ハンザ同盟の拠点のひとつ「ブラックヘッドのギルド」の建物を見てもわかるとおり、街には中世ドイツの面影が色濃く残っている。
 ドイツ以降もリガは複数の国に支配されたが、そのたびに町には新しい様式の建物が続々と建てられていった。中世の石畳の道を歩けば、ロマネスク、ゴシック、バロックなどさまざまな様式の建物が見てとれる。
 19世紀後半〜20世紀初頭にかけて流行した装飾的なアール・ヌーヴォー様式の建築群も目を惹く。いまでも300近い建物が現役というアール・ヌーヴォーの聖地でもある。時代の変遷を伝える建築物が並び立つリガは、世界でも例を見ない第一級の「建物の博物館」だ。
富井義夫




【所在地】
ラトビアの首都、リガは、中世のハンザ同盟都市の面影が残る旧市街と、ユーゲントシュティール様式(ドイツ語圏におけるアール・ヌーヴォー様式)の建造物が並ぶ新市街とで構成されている。

【アクセス】
リガ国際空港から市街までバスで約30分。