No.30 モスクワのクレムリンと赤の広場〔ロシア〕|週刊 世界遺産×富井義夫 - 最新ヨーロッパの人気世界遺産めぐり

No.30
2014年11月9日

〔ロシア〕

モスクワのクレムリンと赤の広場

Kremlin and Red Square, Moscow

 モスクワのクレムリンはソ連時代、政治の中枢部であり、ソ連政府の代名詞だった。現在も大統領府などロシア政府の行政機関が置かれているが、歴史的建造物が集中するモスクワ最大の名所でもある。
 旅行者が観光できるのは、教会が立ち並ぶ聖堂広場の周辺とダイヤモンド庫、武器庫など。ダイヤモンド庫はロマノフ王朝のダイヤモンド・コレクションを収めた建物。エカテリーナ2世の王冠やあらゆるダイヤの原石を見たあとでは、どんなダイヤも色あせて見えてしまう。
 おもちゃの館をそのまま大きくしたような聖ワシリー寺院が建つのは赤の広場。かつてレーニン廟とともに社会主義体制の聖地だった広場を自分の足で踏みしめると、時代が変わったのだという深い感慨にとらわれる。
富井義夫




【所在地】
ロシアの首都、モスクワにある文化遺産。モスクワ川の左岸にあるクレムリンとは、ロシア語で「城塞」を意味し、大クレムリン宮殿や数々の聖堂が屹立する。

【アクセス】
モスクワ・シェレメチェヴォ2国際空港から市街までバスで約1時間。