vol.39
2012年12月23日

南太平洋に浮かぶロイ・マタの領地

[バヌアツ]

vol.40
2012年12月30日
vol.38
2012年12月16日
ユニークな平和の掟と
語り継がれてきた伝説のチーフ
■世界遺産登録名/首長ロイ・マタの地
 ニューカレドニアの北隣、南太平洋に浮かぶ83の島からなるバヌアツ共和国。かつて部族間の争いが絶えなかったこの地に、平和をもたらした一人のチーフ(首長)が現れた。ロイ・マタである。
 平和の宴をひらいたロイ・マタは、各部族のチーフにそれぞれ大切なものをもってくるように指示。ココナツ、石、菜っ葉などが集まったが、彼は同じものを携えてきた部族同士は以後、同じ「ナフラック(部族)」とし、家族同様とすることを宣言した。このナフラックの制度は400年を経たいまも健在で、異なる島の見知らぬ相手でもナフラック同士、人びとは助け合いながら暮らしている。
 これは1600年頃の話で、すべて島民の口伝によるもの。男たちが舞う独特の踊りも平和の宴の様子を語り継いできた。そして1967年、言い伝えどおりロイ・マタの墓が殉教者とともにエレトカ島で見つかり、伝説が正しかったことが証明されたのである。
 最近、バヌアツはイギリスのシンクタンクによって「世界でいちばん幸せな国」に認定された。ちなみに日本は95位。順位はともかく、ほんとうに幸せに満ちた暮らしとは何か、バヌアツの人びとの暮らしぶりをみていると、考えさせられることは多い。




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