vol.46
2013年2月10日

古代都市コパンのマヤ遺跡

[ホンジュラス]

vol.47
2013年2月17日
vol.45
2013年2月3日
マヤ暦を発案し、貴重な彫刻を残した
古代マヤ文明の知識の宝庫
■世界遺産登録名/コパンのマヤ遺跡
 ホンジュラスに残る古代都市コパンは、マヤ文明の最盛期に栄えた四大都市国家のひとつ。コパン王朝の歴史が彫られた特異な祭壇や立体感あふれる石像など、ほかのマヤ文明都市にはみられない洗練された芸術作品が数多く残る貴重な遺跡だ。
 63段(修復後は72段)の階段に2200を超えるマヤ文字が刻まれた「神聖文字の階段」も残っている。この階段の下からは初代の王の石碑やマヤ最大の石室が発見された。
 マヤの多くの都市で「球戯場」と呼ばれる施設がみられるが、コパンの球戯場はマヤ古典期では最大規模のものだ。ここで行なわれていたのは、ゴムの球を使ったサッカーに似た競技。マヤでは生贄は名誉なものとされ、勝者の主将が聖なる生贄として首をはねられた。これは単なるゲームではなく、真剣に挑む儀式だったのだ。
 1年を365.2420日とする計算方法を見いだしたのもコパンだった。現在のグレゴリオ暦では365.2425日だから、その誤差は恐ろしく小さい。この計算方法はマヤ全域に広まった。
 卓越した文化を誇ったコパンも、九世紀に入ると歴史の舞台から姿を消した。マヤ文明崩壊の過程はいまだに明らかにされていない。




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