vol.31
2012年10月28日

ラホールの城塞とシャーリマール庭園

[パキスタン]

vol.32
2012年11月4日
vol.30
2012年10月21日
巨大帝国ムガルの栄華に包まれた
パキスタンきってのイスラム都市
■世界遺産登録名/ラホールの城塞とシャーリマール庭園
 パキスタンに入ってまず驚いたのがバスの車内だ。仕切りが設けられ、男女が完全に隔離されているではないか。その厳格さに一瞬、気を呑まれたが、街で出会った人びとはとてもフレンドリーだった。ラホールでもカメラのまわりに人だかりができて、井戸端会議のようにあれこれ会話が弾んでいた光景を思いだす。
 ラホールは、広大な領土を抱えていたムガル帝国の旧都。パキスタンのなかで、いちばん多くイスラム建築が残る都市だ。街のシンボルは、人びとが「王の城」と呼ぶラホール城。歴代皇帝が増築を続けてきた、代表的なイスラム建造物である。
 インドのタージ・マハルを建設した五代皇帝シャー・ジャハーンは、この城では、天井から壁まで鏡細工を張り詰めた「鏡の宮殿」と呼ばれる奇抜な建物を築造している。六代皇帝のアウラングゼーブは1673年、城外にバードシャーヒ・モスクを建設した。このモスクは10万人もの信者を収容できる超巨大モスクだ。
 ラホール北部にあるシャーリマール庭園もシャー・ジャハーンの手によるもの。土地の勾配を巧みに利用した造形で、400を超える噴水が水を噴き上げる光景は圧巻である。




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