vol.47
2013年2月17日

カルタヘナの港、要塞群と建造物群

[コロンビア]

vol.48
2013年2月24日
vol.46
2013年2月10日
ラテンアメリカの光と影がうずまく
カリブ海に面した美しい港町
■世界遺産登録名/カルタヘナの港、要塞群と建造物群
 二階からバルコニーが張り出した、コロニアル風の瀟洒な家並み。その先に、サンゴ石の外壁をもつカテドラルがみえる。港町カルタヘナは、古くて美しい町とカリブ海のリゾートビーチが同時に楽しめる観光地として、とくに欧米からの観光客で賑わっている。
 町は五百年ほど前、大陸中から強奪した金銀をスペインへ送り出す要所として建設された。財宝の横取りをねらう西欧列強国やカリブの海賊を防ぐ城壁や難攻不落の要塞などが残っている。
 かつての奴隷市場は馬車広場に変わり、多くの店が軒を並べていた。旧市街は宗教建築物や凝った家並みが続き、ぶらぶら散策するだけでもほんとうに飽きない。夜遅くまで賑わう広場に、地元の人や観光客に混じってわたしもビールを片手に腰を落ち着けた。コロンビアでも指折りの治安のよさと、勤勉でおだやかな住民の人柄のせいか、久しぶりにゆったりとした気分に浸ることができた。
 コロンビアの国民的作家ガルシア・マルケスは、この町の新聞記者として文筆活動のスタートを切ったという。コロンビアの光と影を描いた彼の代表作『百年の孤独』(新潮社)を一読してこの地を訪れれば、ラテンアメリカがいっそう身近に感じられるかもしれない。




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