vol.2
2012年4月8日

リガの歴史的街並み

[ラトビア]

vol.3
2012年4月15日
vol.1
2012年4月1日
時代の変遷を伝える建築物が並び建つ
世界一級の「建物の博物館」
■世界遺産登録名/リガ歴史地区
 リガはラトビアの首都だが、街並みの基礎を造ったのは、じつはドイツ人だという。ハンザ同盟の拠点のひとつである「ブラックヘッドのギルド」の建物が残るのを見てもわかるとおり、旧市街にはハンザ同盟の頃の中世ドイツの面影が色濃く残っている。
 その後もリガは複数の国に支配されてきたが、そのたびに街には新しい建築様式の建物が造られていった。中世の古い石畳の道を歩いてみると、ロマネスク、ゴシック、バロックなど、時代の移り変わりを示す建物がそこかしこに見て取れる。新しいところでは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて流行した、装飾的なアールヌーボー・スタイルの建築群も目を引く。いまでも300近い建物が現役という、まさに「アールヌーボーの聖地」だ。
 こうした建物のなかには、たしかに植民地支配という不幸な歴史の産物といえるものもあるだろう。しかしその半面、バリエーションに富んだ古い建築物がこれほど多く残されているがゆえに、私たちは街角にたたずむだけで、建物を造り続けてきた人間の不断の営みを肌で感じることができるのだ。この街は世界一級の「建物の博物館」であり、まさに文化遺産の宝庫である。




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2012年4月15日
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2012年4月1日