vol.4
2012年4月22日

ヴィースの巡礼教会

[ドイツ]

vol.5
2012年4月29日
vol.3
2012年4月15日
質素な外観からは想像もつかない
ロココ・スタイルの天井画
■世界遺産登録名/ヴィースの巡礼教会
 中世の面影を残すノスタルジックな街並みや、シンデレラ城のモデルにもなったノイシュヴァンシュタイン城など見どころが点在し、ドイツ観光の定番として知られるロマンティック街道。この街道の南端の町フュッセンの近郊にあるヴィース教会が、1983年、世界遺産に登録された。
 その昔、涙を流すキリストの木像のうわさが広まり教会には多くの巡礼者が押しかけたというが、訪ねてみると、草原に建つ小ぶりな教会の外観はあくまで質素な造り。本来、信仰の場であるキリスト教会としては非常に好感の持てる建物なのだが、ならば世界遺産に認定されたゆえんは?と半信半疑で教会の扉を開けてみて驚いた。内部は一面、目を奪うようなロココ芸術の装飾で埋め尽くされていたのだ。その色彩はヨーロッパ随一といわれ、天井のフレスコ画は「天から降ってきた宝石」と讃えられる。
 時の権力者が築いた大規模な建造物も魅力的だが、ヴィース教会のように、小規模ながらも他に類を見ないような輝きを秘めている建物を訪ねてみるのも、世界遺産を巡る旅の醍醐味のひとつといえるだろう。




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