vol.20
2012年8月12日

エルサレムの旧市街とその城壁群

[エルサレム]

vol.21
2012年8月19日
vol.19
2012年8月5日
3つの宗教の聖地があり
世界中から篤い信仰の心が集う街
■世界遺産登録名/エルサレムの旧市街とその城壁群
 エルサレムではキリスト教会が運営するホスピスに宿泊した。夕食時、手を取り合って席についた2人連れのお婆さんに話を聞くと、一生に一度の聖地巡礼で、2人とも90歳を超えるという。
 翌朝、聖墳墓教会を訪ねると、イエス・キリストの石墓の前で荘厳なミサが行なわれていた。イエスが処刑されたゴルゴダの丘に建つとされる教会はキリスト教各派の聖地とされ、世界中から訪れる信者が引きも切らない。イエスの亡骸に香油を塗った台に額づき微動だにしない女性……。我知らず目頭が熱くなる。
 次に足を運んだのはユダヤ教の聖地「嘆きの壁」。壁に額をつけて涙する男性の姿に胸を揺さぶられる。その壁の背後にそびえるひときわ目立つ黄金の屋根は、現存する世界最古のイスラム建築「岩のドーム」だ。旧市街のある東エルサレムの住人の大半はパレスチナ人だが、過酷な状況を生きる彼らの心の拠りどころでもある。
 この街で、以前はなかったコンクリートの分離壁が不気味な存在感を放っていた。ハーグ国際司法裁判所は「占領地での壁建設は国際法違反であり、パレスチナ人の人権を侵害するもの」と勧告したが、イスラエル政府は建設を強行。新たな火種となっている。




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