vol.11
2012年6月10日

モン-サン-ミシェルとその湾

[フランス]

vol.12
2012年6月17日
vol.10
2012年6月3日
雲の切れ間から姿を現した
そそり立つ「海のピラミッド」
■世界遺産登録名/モン- サン-ミシェルとその湾
 何度も足を運んでいるモン-サン-ミシェルだが、今回は90キロほど離れた、空港のあるレンヌという街が旅の出発点になった。セスナ機による空撮をおこなうためだ。
 撮影決行の判断を下し、行動を起こしてから2時間半後、わたしは目的地の上空にいた。しかし、きまぐれな天候だけはどうすることもできない。上空は厚い雲に覆われ、思うようなシャッターチャンスが訪れないうちに小型のセスナ機は燃料切れとなり、いったんレンヌの空港に戻る破目に……。
 しかし2度めのチャレンジで、1300年の歴史を誇る修道院が雲の切れ間からついにその姿を現した。ここは海に浮かぶ小さな島だから面積も限られている。そのため建物は長い年月のあいだに上層へ上層へと積み上げられ、空から見るとまるでそそり立つ要塞のように見える。「海のピラミッド」という呼称もふさわしい。
 そんな修道院と対照的なのが、周囲に広がる干潟で草を食む羊の群れの牧歌的な風景だ。ちなみに、塩分を含んだ草を食べて育ったここの羊の肉はほのかに潮の香りがするといわれ、その独特の風味はフランス人の食通をうならせる逸品だという。




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