vol.9
2012年5月27日

サンマリノ歴史地区とティターノ山

[サンマリノ]

vol.10
2012年6月3日
vol.8
2012年5月20日
山の頂きに砦と街が築かれた
建国1700年を誇る、風光明媚な国
■世界遺産登録名/サンマリノ歴史地区とティターノ山
 イタリア半島には3つの国がある。まずイタリア、そして有名なバチカン市国。そして3つめが人口約3万、沖縄県の久米島と同面積の、世界で5番めに小さな国、サンマリノ共和国だ。
 そんなミニ国家が建国以来1700年も存続しているのは驚きだが、その理由は特異な地形にある。この国が位置するのは標高739メートルのティターノ山の山頂なのだ。そのため外敵の侵入に晒されることもなく、変わらぬ風情が今もそのまま残っている。
 尾根づたいにある3つの砦や斜面を利用して造られた街は起伏に富んでいて飽きないし、高台にあるから静かで寛げるのもいい。天気がよければアドリア海まで見渡せる風光明媚な土地だ。
 この国のおみやげが切手というのもユニークだが、サンマリノの切手は世界的に有名で、その収益は国家予算の一端を担うという。
 イタリア全土の世界遺産を撮り続けていたわたしは、正直、この小国がとても居心地のいいことを、実際に足を踏み入れるまで知らなかった。旅の途中でちょっとついでに寄っていこうかと訪れた土地が案外、お気に入りの場所になることは往々にしてあるものだが、わたしにとってサンマリノはまさにそういう場所であった。




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