vol.41
2013年1月6日

ケベック旧市街の歴史地区

[カナダ]

vol.42
2013年1月13日
vol.40
2012年12月30日
英語圏文化と一線を引く
ヌーベルフランス独特のスタイル
■世界遺産登録名/ケベック旧市街の歴史地区
 カナダは英語圏だが、ケベック州に入ると様子はがらりと違ってくる。標識や看板がほとんどフランス語表記になるのだ。とくにフランス人が古くから入植してつくった街ケベックシティーは、ほんとうにここは北米なのかと驚くほど、独特の風情を漂わせている。
 言葉だけでなく建物や通りも、ケベックシティーではどこまでもフランス風。中世都市のような城壁で囲まれた高台には、西欧の古城を思わせるシャトー・フロントナックが建っている。この建物はじつは1893年創業の老舗ホテルで、街のシンボル的存在だ。
 高台から急な階段を下りると北米最古の商店街プチ・シャンプラン地区があり、西欧風の趣のある細い路地に小粋な店が軒を連ねている。ほかにもノートルダム聖堂やパレス・ロワイヤル、州議事堂など、ヌーベルフランスの時代を映し出す建物には事欠かない。
 ケベックの人びとはフランス語に強烈な自負をもち、いまも近隣の英語圏文化の侵食から自分たちの文化を必死で守ろうとしている。言葉は文化を生み出す大切なもの。だから旅先では英語でコンタクトをとっても、その国の言葉でしか紡ぎ出せない文化があることは忘れないでいたい。それだけで旅は大きく変わってくるはずだ。




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