vol.45
2013年2月3日

ナスカの地上絵

[ペルー]

vol.46
2013年2月10日
vol.44
2013年1月27日
大地のキャンバスに残る
巨大な図柄に秘められた謎
■世界遺産登録名/ナスカとフマナ平原の地上絵
 ナスカ空港は、地上絵を遊覧する小型セスナ機専用の空港だ。この小さな空港に世界中からツーリストが集まってくる。
 離陸後まもなく、眼下に枯れた川が見えた。ナスカの大地はほとんど雨が降らない乾燥地帯。そのおかげで千年以上も前に描かれた絵が消えずに残っている。しばらくして視認できたのが全長65メートルのシャチの図柄だった。顎の下にぶらさがっているものは、ナスカで神秘の力をもつとされた人間の首ともいわれている。
 座席の両側の乗客に地上絵を見せるため、セスナ機は機体を傾け八の字旋回を繰り返しながら飛行する。いささか酔い気味になってきた頃に、「フクロウ人間」と呼ばれるヒューマノイドのような絵が現れた。この絵は、ナスカでは珍しく山の斜面に描かれている。
 動植物はもちろんそれを上回る数の幾何学的な図像が、上空からみると大地に落書きをしたかのように散らばっている。製作者はこの壮大な光景を目にすることはなかったはず。ならば、膨大な砂と石を動かし、これほど巨大な図柄を大地に刻み込んだ理由は何か。
 暦や星座の運行に関わる天文説、土着信仰説や農耕儀礼説などが唱えられてきたが、どれも決め手を欠くというのが現状だ。




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